【汚名返上?!】文系が始めるカンタン本格経済数学
どうも!ちびたかです!
僕はもともとすごく数学が苦手で、そんな根っからの文系によく見られるのが、
数学アレルギーです。。。
その病気を治すオススメの一冊をご紹介!
経済学と数学がイッキにわかる!! / 石川秀樹 【全集・双書】
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数学出来なくても生きていける?
正直なところ、生きていくには足し算や引き算、かけ算、割り算が分かっていれば、なんとかなっちゃうのが事実。
ぶっちゃけ2次関数だの3次関数だの、高校・大学で教えられる数学を日常生活に活かす場面なんてないと思います。
でも、経済について詳しく分析したり、会社の仕事でデータをまとめるような時には必ず数学を使います。それに数字をみて行動ができるのってカッコイイし。。。だから、あこがれて少し勉強してはみるものの、数式を見ると分からなくなったり、勉強の仕方が分からない・難しい(特に経済数学)ってことになって挫折しちゃう。。。
村人A「どうにかして簡単に勉強できないかなぁ~。」
ちびたか「できますっ!!!」
そうなんです、カンタンに勉強できます。ってか、数学苦手な僕が、経済がある程度理解できるレベルまで勉強できました。。。自分でも驚きです。
なぜバリバリの文系が「簡単に」勉強できたのか。
この本の良いところを下の五つにまとめました。
1.段階を踏んで進んでくれるから、つまずいてもすぐに戻れる!
この本の最初の章は、なんと「分数」から始まります。レベルでいうと小学生の算数。本当に基礎から教えてくれます。ですが、後半の章になると「関数」や「微分」などの比較的レベルの高い数学を段階に沿ってカンタンにマスターできます。
2.マンガ付きで、図解メインだから読みやすい!
新しい単元に入る前に必ずマンガが入っていて、数学レベルの発展とともにストーリーも関連して発展していきます。だから、途中で飽きることもないし、次の漫画が詠みたくなって、勉強のモチベーションも上がります!!
3.全編Youtubeで解説が見れる!
各編に問題練習とその解説が載っているんですが、文面での解説がわからないときのために、全ての問題・解説にYoutube解説のQRコードがあります。活字がニガテな人も安心して勉強できる一冊っ!
4.著者も元々は数学ニガテだった。
著者の石川先生も元々は数学が得意ではなかったようなので、数学を好きではない学生の気持ちを理解しています。そのうえで、興味をもってくれるように解説してくれるので、わかりやすい!
5.目的がハッキリしている
この本の目的は「数学が苦手な全ての方」が「経済・ビジネスの問題解決に必要な数学をマスターする」ための「7つの効率的な方法」で教えるという事。そして、思い切って経済学に必要のない数学は全て切り捨てているので、無駄なことを学ぶ必要もなくなります!
具体的にどんな内容?
一部抜粋すると、
関数の使い方からみる利益の最大化
の部分をチラ見せしちゃいます。
関数の使い方から見る利益の最大化
突然ですが、あなたは超大手おにぎりメーカの重役という設定です。今は会社の営業戦略ミーティングの最中で、部下からの報告を受けており、生産数の増減を決めなければいけません。(ここでは話を単純化するためにおにぎりに関しては独占市場としますww)
部下の報告によるとおにぎりの需要(Q万個)は、価格をP(Price)とし、売り上げをY(万円)とすると、
Q=200-Pと表せると分かりました。
さあ、ここからどのように売り上げを最大化するための生産数を考え出せばいいでしょうか。
売り上げというのは、価格×需要量だから、これを文字に置き換えると、
Y=P×(200-P)・・・①
と表せます。文字に置き換えると途端に難しくなるような気がしますが、元の意味を考えるとわかりやすいです。
少し話が逸れますが、経済学では数式を簡潔に表すためによく単語をアルファベットの頭文字に置き換えます。このとき、アルファベットだけを見ていると本当に意味が分からなくなってしまうので、必ず意味を確認しながら数式を理解しましょう!
話は戻って、①の式をどうにか変形して、おにぎりをどれだけ作ればいいのか考えましょう!
掛け算を計算すると、(これを展開と言います)
Y=-P^2+200P
形は変わりましたが、このままでは何もわかりません。。。
下のグラフを見ると分かりますが、(販売数)=?のときに売り上げがさいだいになっています。でも、その?が知りたい!!!
ここで、出てくるのが微分っ!
微分とは簡単に使える便利ツール
微分積分という名前を聞いたことがないという方はあまりいないと思いますが、内容まで知っている方は少ないかも。。。
この2つのうち、積分ってのは結構やっかいでめんどくさいんですけど、微分はすっごく簡単!!詳しいやり方はぜひ本で勉強してほしいんですが、本当に簡単です。
ここではかんたんに説明するのが目的なので、細かいことは飛ばします!
すると、Y'=-2P+200という式が出てきます。
P=100のとき、-2P +200=0ですよね。
これ踏まえると、さっきのグラフの?がわかります。
そう!P=100のときに、売り上げが最大化されています!
つまり、微分は2次関数や3次関数などの、くねくねした曲線の頂点だったり、変わり目を導き出すための超便利なマジックツールなんです!!
そして、グラフには載せ忘れていますが、
P=100のとき、①より、
Y=100×100=10000
となり、一億円の売り上げを出すことが分かりました!
微分にはいいことずくめですね。。。
よって、あなたは部下の報告から生産数は100万個という決断を導き出すことができました。
今回はわかりやすさのために、このようにわかりやすい数で式を建てましたが、数字が複雑になってもやることは同じです。もうこの記事を読んだからには、ある程度は「数字を使える」状態になっています。数学が嫌いで、苦手な僕が皆さんに説明できるようになったくらいですから、この本はお墨付きです!
まとめ 将来のことを考えるなら読んでおくべき
確かに、これまで数学に対し全てを断ってきた人には、様々な数学の概念を理解するのには時間と忍耐が必要になるかもしれません。先の見えない環境の中で勉強するという事はかなり厳しいものですし、一般的には不可能に近いと思います。
しかし、ビックデータの時代になった今、数字を見ない日はありません。数学を分かっていないと、だまされる・決断ができない・出世を逃す・単位を落とすなんてことも十分にありえます。
だからこそ、将来のために経済数学は身に付けておくべきもので、自分の矛となり盾となってくれるものです。
是非この機会に経済数学へ一歩踏み出されてはいかがでしょう?
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