石橋を叩きたいちびたか

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そもそも御朱印って何?近頃感じる違和感。

 

どうも!ちびたかです。

最近、時代が平成から令和になったのをきっかけに、「御朱印」に関するニュースが色々ありましたね。。。その中でも、僕が一番びっくりしたのは、「明治神宮御朱印待ちで9時間」でした。これだけなら、熱心な方がたくさんおられるんやなぁ、って終われるんですけど、さらに驚いたのは、その御朱印が転売されていること。。。

 

いや、さすがにちょっとそれは違うでしょ!と思いましたが、そもそも御朱印は何のためにあるの?と考えてみると分からなかったので、調べてみました。

 

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立石寺にて頂いた御朱印

そもそも御朱印って何?お寺でも神社でも頂けるし....

御朱印というのは、「お寺や神社に参拝しましたよ、または、写経をお納めしました」ということの証明書です。その昔、お寺に写経を奉納したときに、その証明として御朱印を書いた、という説がありますが、当時は仏も神も同じようなものと考えられていたので、お寺だけでなく神社に写経を納めることもあったそう。

すこーし詳しい話をすると、もともと日本は八百万に神が宿るという信仰でしたが、平安時代あたりに海外から伝わった仏教の文化が普及し始めました。それから、神は仏の現れであるとか、逆に仏が神の現れであるとか、様々な説が唱えられますが、基本的には神と仏は同一の「ありがたい」存在として受けいれられてきました。

仏教と神道を明確に区別して考えるようになったのは、江戸時代あたりで、長い目で見ればつい最近のことなんです。

 

御朱印集め」と「スタンプタリー」

御朱印集めとスタンプタリーって、何が違うんでしょうか。

共通点

この二つの共通点は、「私は珍しい・美しい・ありがたい場所に訪れましたよ!」という、記念だったり、思い出を残すためにするものだと思います。御朱印を頂いたり、スタンプを集めたりすること自体が本来の目的ではないはずです。

相違点

じゃあ、お互いに違うところは何なのか。それは、スタンプは記念として単に集めるものだけど、御朱印は「いただくもの」ということと思います。スタンプラリーで集めたスタンプの絵柄がシンプルだったり、かわいくなくて文句を言うのは個人の自由ですが、御朱印に華やかさや可愛さを求めるのはちょっと違います。確かに最近の御朱印は華やかで可愛らしいものも多いですが、それは寺院や神社の方々の「せっかく参拝しに来ていただいたのだから、その気持ちに応えて」というお心遣いです。

なので、御朱印を頂くときにはマナーを守るべきですね。

 

近頃感じる違和感。。。

冒頭にも述べましたが、御朱印の転売がニュースになりました。このことについて、「許せないっ!恥知らずだ!!」なんて諫めるつもりはありませんが、売り手買い手が存在しているということは事実です。(転売を肯定しているわけではありません)

御朱印を書いてくださる方々は、彼らのお金稼ぎのために書いているわけではないと思うんですが。。。

 

つい最近山形県立石寺を訪れたときには、参拝をせず、御朱印だけを頂いている方も少なからずいました。それもちょっと違うんじゃ....?

 

御朱印集めたい」<「参拝したい」であるべき

理想論ではありますが、

「〇〇寺・△△神社に参拝したい>その思い出・証拠として御朱印を頂く」

になればいいですね。。。本来の目的は常に心に留めておくべきですね。

皆さんはどうでしょうか?ぜひ御朱印についてもう一度考えてみてはいかがでしょうか

 

長くなりましたが、今回はこれで終わり!また次の記事で!